甲田療法(西式健康法)

西式健康法は、西勝造先生が1927年に「医学の革命」として唱えた、現代医学の盲点を指摘したものです。
この方法は病気を治す方法であると共に、病気にならないための素晴らしい方法です。その後、大阪の甲田医院の医院長で医学博士である甲田光雄先生によってさらに明確でわかりやすく体系化されたものが甲田療法です。
このコーナーでは、僕の処方を中心に簡単にまとめてみました。詳しくは、甲田先生の著書が多数出版されておりますし、他のサイトも参考にしてみてください。お勧めはやはり当HPにある 参考文献の中の一冊でも一度読まれることをおすすします。とてもわかりやすく書かれているのでどうして病気になったのかが明確にわかると思いますよ。


現代病の多くは本来、人が自然の一部であることを忘れ、流れに逆らった結果なるべくしてなった病気だと思います。
僕達のUCもそのひとつに過ぎず、膠原病や関節リューマチなどステロイドを使用して治す(抑える)病気はすべてその類のものだと僕は思っています。ただ症状が違うだけなのでしょう。
ですから、治し方も至ってシンプルに考えるならば、UCも他の難病もただの生活習慣病だと考えればいいわけです。
では、どうするか??
答えは簡単!動物本来の生活に戻せば良いのです。
飽食・暖衣・快適に設計された空間。すべてが自然から私達を遠ざけて”人は病の器”などと言われ、医学が進んでも年々患者数は増加の一途を辿っているのです。(医者は「お大事に!」と言いながら内心はホクホクですよ!早く気づきましょう)
ですから、こんな病気は早く治してしまいましょう!
とはいえ、「無人島にでも行って生活するの?」
「そんなの無理ジャン ('_'?)...ン? 」って??
そうなんです。目の前にコンビニがある便利な生活に慣れてしまった僕達には死ぬより辛いかも・・・!
そうなんです。楽な生活に慣れてしまった僕達には何よりもつらいことなのです。
しかし、僕の周りには、UCや他の難病をこの甲田療法によって一年もしないうちに、治している人達が 大勢みえます。少しずつでもいいから実践されることを強くお勧めします。医者では病気は治りませんよー!自分で蒔いた種は、自分で拾いましょう!
それでは、僕の処方を元に簡単に紹介したいとおもいます。
(注:食養生はあくまでも目安です。すべての人が同じではありませんので参考程度とし、甲田医院で処方箋をいただきましょう)
また、さらに詳しい情報は→西式健康法通信 の四大原則と六大法則をみてみてください。


甲田療法は大きく分けると、体と精神の機能の鍛錬と食養生(断食や玄米菜食中心の食事)に分けられます。以下に示すのが僕の処方です。(項目を押すともう少し詳しい説明に飛べますよ)

僕の処方です
食養生
  • 半日断食
  • 朝食を抜くこと、その代わりに生野菜汁をとる(5種類以上の野菜をジューサーにかける)
  • 水分補給
  • 生水と柿の葉茶を1日1gづつ飲む。(ただし、食後の3時間は何も飲まない)
  • 食事内容
  • 昼食・・・玄米クリーム(玄米粉100gに水3合いれて)塩は多めに入れる。
    おかず・・絹豆腐200g
    夕食・・・昼食と同じ(夕食の30分前までに生野菜汁を1合摂る)
    皮膚・毛管の鍛錬/血液浄化
     
  • 裸療法
  • 1日3回(慣れると冬でも寒くないよー)
  • 温冷浴
  • 水→湯→水→湯→水(1分ずつ)。水から入って水で上がる・・・水5回、湯4回
    健康体操
  • 金魚運動
  • 1日3回 1回3分(空腹時にやる)
  • 毛管運動
  • 1日3回 1回2分
  • 合掌合跡
  • 1日3回 1回100ぺん
  • 脚絆療法
  • 1日1回・・僕の場合は寝る時に足に包帯を巻いて朝まで寝てます。
    最後の方になりましたが、日々の疲れや歪みをとる上で以下の二つが最も有効かと思いますので、健康な人もそうでない人も是非実行してみてください
  • 木枕
  • 下記参照
  • 平床
  • 下記参照

    如何でしたか?快適な社会に慣れ親しんだ我々には想像もしなかった方法ですが、実行してみると本当に体が楽になっていくのがわかるんです。逆にいえば如何に自然からかけ離れた生活を送っていたかということに気づかされますよ!(最初の1ヶ月程はつらいですが・・・)
    これは、一つ一つに重要な意味があり、すべて実行して初めて成果が上がります。しかし、時間も取られずしかもお金も掛らず(まだ貯まるくらいです)やってソンなことは一つとしてありません。しかもアトピーや花粉症などにも大変よく効きます。我が家の息子の1歳児もアトピーでしたが、僕と同じ物を食べ、薄着で過ごすことできれいに治りつつあります。家族の理解はなかなか得られ難いですが、信念をもってやれば必ず認めてもらえると思います。早く体に楽をさせてあげましょう。今まで散々僕達のわがままに付き合ってくれたんですから・・・

    半日断食(食養生)

     これが一番つらいです。食欲との戦いですね。よく他の物を食べて脱線して振り出しに戻っています。ですから大きなことは言いません。できるところから無理せず慌てずやりましょう。(まずは間食からなくそう)
    最初の2週間くらいは、ボーっとしたりヒモジイ思いをして、昼食を食べ過ぎたりしたりしてましたが、その後日を追うごとに頭もすっきりして、体も楽になってきました。甲田療法では、午前中は排泄の時間であるので(朝食有害論)朝は水と柿の葉茶以外は基本的に何も摂りません。ですから、今では生野菜汁も昼食の30分前に摂っています。(中途半端に摂るとかえっていろんなものを食べたくなってしまいます)

    水分補給

     これは最近、世間でも認知されはじめましたね!でも、食事中と食後3時間は胃液を薄めるので飲んではいけません。しかも最近はやりのアルカリ浄水器の水はさらに胃液を中和してしまうので、あんなものをいつも飲んでいたら胃に穴が開きますよ。(ちなみに緑茶なんかもアルカリ性なので寝る前や食事中はあまり飲まない方いいし、ほどほどにした方がよさそうですね!だから胃液が薄まってピロリ菌が元気になって胃潰瘍が増えるんですかねー!日本人は何でも体に良いって聞くとそればかり摂るからバランスが崩れてしまうんです。カテキンも普通に生野菜摂ってれば必要ないです。)
    僕の場合は、水は浄水器を付けて水道水を使用しています。原則生水です。沸かしたものは見た目は同じでも中身はまったく別物ですよ。何でも自然が一番なんです。火を使うのは人間だけで、こんなに病気をするのも人間とペットくらいなんですよ!(過保護なペットが一番不幸かも??そういう僕らもですけど・・・) 

    食事内容

      僕の場合は、ミルサーでその場で粉にして土鍋に焼き塩15g程入れてトロミが出るまでかき混ぜてトロミが出たら蓋をして20分くらいしてから梅干しを入れて頂いています。。でもこれが思ったよりおいしいんですよ!飽きもこないし量も結構多いです。(おなかは早く空きますけどね)
    以上の他は一切食べない(間食と特に夜食は絶対厳禁です)・・・これが最初は辛い(脱線んぼな日々ですトホホ)

    裸療法

    これは皮膚機能の鍛錬法です。皮膚呼吸を促進し、酸素をはじめ必要な成分を直接毛細血管に摂り入れ、また体表面から汗や老廃物を発散させます。私達のような病気は腎臓や肝臓も弱って代謝が悪く、うまく老廃物を出せずに腸で炎症を起こしているので、できるだけ多くやった方が効果は上がります。特に空気の悪いところに長時間いたときに家に帰ってすぐにやると、うそのようにすっきりしますよ!(お試しあれ!!!)(注意:ただし食事の前後30分と入浴後40分は禁止ね!)

    温冷浴

    これは、人間の体液を中性(交換神経と副交感神経を平行にする)にしようというものです。また血液循環の促進がはかられて、疲労物質の排出もスムーズに行われてお肌すべすべです。また、簡易風邪引法ともいって風邪の予防には最適です。寒そうですが、普通にお風呂に入るよりポカポカです。
    やり方は簡単、水(5回)お湯(4回)をシャワーでもいいので1分づつ交互に足先から掛けます。必ず水からスタートして水で終わりましょう!一日の疲れも吹っ飛びますよ(特に冬は。。。)3回目まではちょと冷たいよ。冬からのスタートはきついかも・・・

    金魚運動

    一時期流行った機械でやる金魚運動と同じものですが、機械を使わず自力でやります。やり方は簡単で首の後ろ(第3、第4けい椎)で手を組み、金魚が泳ぐように「く」の字に体を左右にすばやくうねらせます。これにより背骨のゆがみを正し全身の神経機能を整えるとともに、腸に刺激をあたえ腸の機能を生理的に促進します。腰痛と便秘解消には持ってこいですよ!特に腹痛には即効的な効果があります。

    毛管運動

    これは、毛細血管を鍛えて全身の血液循環の不等速を改善する運動です。やり方は木枕をして、両手両足を上げ、手足を2〜3分ほど微振動させます。その後、手足を下ろしてしばらく休みます。これをやると手足のむくみなどがとれ、毛細血管が活性化し各種疾患の予防回復に役立ちます。これは血液循環の原動力は心臓ではなく、全身の毛細血管網が引っ張っているという新しい理論に基づいた理論によるものです。

    合掌合跡

    これも金魚運動同様脊髄のゆがみと四肢の不揃いを正します。やり方は、仰向けで両手を合掌し、足裏も合わせ上下に屈伸するものです。手足の裏が離れない程度にやり、100回やったら手足を合掌したまま出来れば5分ほどそのままの態勢を維持します。これは特に婦人病や妊産婦さんにはいいらしいですよ。特に妊娠中の胎児の発育を良くし、異常体位を正常にもどすのに役立ち安産になるそうです。

    脚絆療法

    これは、毛管運動をしてから足に包帯のようなものを太腿まできつく巻いていくものです。これにより足首の故障やのどの炎症、微熱、痔などに効果があります。またUCの方は腎機能に障害の有る方が多いのでこれはお勧めです。

    木枕

    かまぼこのような半円形の木の枕を首にかって寝ます。これにより寝ている間に頚椎の歪みを摂っていきます。
    最初の頃はとても痛くて寝れずに僕も5分が限界でしたが、今ではこれがないと寝れなくなってしましました。(旅行のときにも必ず持っていき、旅館でも布団は使わず床に木枕で直接寝ます)
    以前は、ひどい頭痛持ちで毎日のように鎮痛剤や接骨医院へ通う日々でしたが、今ではそれも一切なくなり、それだけでもこの甲田療法をはじめて良かったとおもっています。是非皆さんもだまされたと思ってやってみてください。もう値段が高いだけの他の枕は使えなくなりますよ。ちなみに僕はこの甲田療法をはじめる前は、枕や布団だけで何十万と使ってしまいましたが、今では、この3000円ほどの枕と4000円ほどの平床が最高で手放せません。しかも一生ものですよ!使えば使うほどに味がでてきますよ。(^_^)ニコニコ

    平床

    木枕とセットで使用します。これは、1.5〜2.0cm程の厚さの板の上に直接寝ます。(僕はホームセンターでラワン板を買って使っています)
    これも最初は痛くて寝れませんが、しばらく使用していくと寝返りもなく朝まで安定して寝られる様になります。ふかふかの布団より熟睡でき、寝覚めも爽快で、意外にも保温性があるので冬でも暖かです。僕も今では冬でも下着のままで直接寝ています。(でも入ってすぐは冷たいので板の下に電気毛布を引いて暖めておいてねるときに切って寝ています。)
    これにより脊柱の前後の狂いを正し、腎臓を不自然な圧迫から開放して機能を促進し、さらに皮膚の機能と血液循環を良くします。したがって、睡眠時間は短縮し、朝の目覚めが爽快になります。